就寝前のブラッシングについて
夜間は唾液の分泌量が減少し、口腔内のpHが下がります。これにより、口腔内の細菌が増加し、むし歯や歯周病の原因となります。このことは、多くの研究によって示されています。以下に代表的な論文を挙げます。
Sato, T., Matsuyama, J., & Sato, T. (2017). Changes in oral bacterial counts before and after sleep. Journal of oral science, 59(4), 595-597.
Kato, I., Vasquez, A. A., Moyerbrailean, G., Land, S., Sun, J., & Lin, H. S. (2018). Oral health and the oral microbiome in relation to risk for colorectal cancer in postmenopausal women. Cancer research, 78(19 Supplement), 1355-1355.
このような研究結果から、就寝前のブラッシングは非常に重要であることがわかります。また、定期的な歯科検診やプロフェッショナルなクリーニングも、口腔内の健康を維持するために必要です。
口腔内の健康を保つために、以下のようなことを心がけましょう。
就寝前には必ず歯磨きをしましょう。
歯ブラシだけでなく、フロスやマウスウォッシュの使用もおすすめです。
食事後には、口を水ですすぐことも大切です。特に、甘いものや酸味のあるものを食べた場合は、すすぐことをお勧めします。
定期的な歯科検診やクリーニングを受けましょう。
歯科医師による専門的な診断やアドバイスは、口腔内の健康を維持するために欠かせません。
以上のように、口腔内の健康を維持するためには、自己管理とプロフェッショナルなケアの両方が必要なのです。
いつでも当院にご相談ください。